電子部品商社って必要なの?(その2)

平素はご愛顧いただき誠にありがとうございます。
株式会社イーピーエースです。

前回に引き続き、「電子部品商社って必要なの?」というテーマでお送り致します。

海外メガディストリビューターを例に問題提起し、
必要とされる電子部品商社となるには、以下の3点がポイントだと申し上げました。

① 「定型業務」にかかる労力とコストを減らす。
② ①により、「非定型業務」に当てる経営資源の割合を増やす。
③ ②により、世の中に求められる価値を生み出す。

弊社もこのポイントに沿って事業の再構築を進めているところです。

①と②は一般的な考え方ですし、地道な企業努力を工夫しながら継続することで達成可能だと考えます。
具体的には以下のような観点で対応しています。

・システムによる自動化
・インターネットの活用
・重複業務の統合
・外注化

これらを通じて、弊社にとって最も基本であり重要な要素である、価格、納期、在庫、情報提供、そしてアフターサポートを、
引き続きレベルアップできるよう取り組んでおります。

人材レベルでは、「非定型業務」に必要な能力や資質として、
微妙なニュアンスや変化に気づくことがきるための観察力、洞察力や、情報収集能力、コミュニケーション能力、
さらには変化に適応する能力、及び成長するためのマインドセットを強化することが必要です。
これからの課題として取り組む予定です。

①②に加えて、「③世の中に求められる価値を生み出す。」まで実現しないと、
これからの時代は生き残れないという危機感を持っています。

弊社のように卸とか商社とか言われる業種は、自分だけでは目に見えるモノを生み出せません。
しかし、あらためて自社の立ち位置を見てみると、
幸いにも設立時からお客様・パートナー企業様に恵まれ、以来たくさんのご縁をいただいてきた歴史があります。

ホームページのトップにも
「EPACEはお客様とパートナー企業様との信頼関係でできています。」
というテーマを掲載しております。
文言自体は数年前に作りましたが、気持ちとしては設立当初から変わっておらず、今後も変わるとは思いません。

そしてこのテーマにもとづいて作った経営理念です。

【経営理念】
1.私たちは、ものづくり商社としてものづくりを世の中に広め、より多くの人々が技術の発展を享受できるよう世の中に貢献します。
2.私たちは、パートナー企業と協力しながら、商品、情報、及び人との繋がりに付加価値を加える企業となります。
3.これらを実現するため、向上心を持った社員が、やる気と能力を最大限に発揮できる環境を構築します。

以上を踏まえ、これから弊社が向かいたい方向性は以下の通りです。

・お客様・パートナー企業様とのネットワークの強化
(お客様・パートナー企業様が持つ資源を有効活用させていただくための仕組みづくり)
・ものづくりとは縁が薄い業種への市場開拓、そして新価値創造

続きは次回のメルマガで、より具体的なお話しをさせていただきます。

最後までお読みいただいた皆さま、ありがとうございました。

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