電子部品業界の納期ってどうなっているの?(その3)

電子部品業界の納期ってどうなっているの?(その3)

平素はご愛顧いただき誠にありがとうございます。
株式会社イーピーエースです。

電子部品業界の納期の話、最終回です。

「納期はリードタイム3ヶ月です。」
という表現に対する3つの可能性のうち③についてです。

①とりあえずの回答(実はもっと早く納品できる)
②本当に3ヶ月かかる
③もっとかかるかもしれない

前々回のブログで、「L/T 3M」を
『「世の中が通常の状況で」「最初から製造するとしたら」「3ヶ月かかります。」
と解釈します。』と申しました。
この「世の中が通常の状況で」はない場合、「③もっとかかるかもしれない」ことを意識します。

まさに今はコロナ禍で、部品メーカーの海外工場が稼働を停止したり、
人の移動制限により稼働率が下がっていたり、海や空の物流が減便したりで、
「納期未定」という回答によく出くわすようになりました (一時期よりは改善しているように感じますが) 。

メーカーや代理店などからの情報に注視しつつ、
生産国の政治状況も関係してきますので、海外メディアの情報もチェックします。
ただ、具体的に打てる手が限られますので、お客様と相談して市場在庫を確保するか、
設計変更も含め他メーカー品への変更をお願いするようなこともしています。

そのほか、災害や、商品の生産終了、メーカーの廃業・倒産など、
生産・供給体制が大きく変化するタイミングは不定期にやってきます。

例を挙げると、私の9年弱の業界経験でも、

・フィルムコンデンサメーカーが倒産
・東日本大震災で電解液用の材料メーカーが被災⇒電解コンデンサへ連鎖⇒電源へ連鎖⇒製品へ連鎖
・積層セラミックコンデンサの世界的な需要増
・コネクタメーカーによる一部シリーズの生産中止⇒生産能力の低い他メーカーへの注文集中

などがありました。

在庫や先行手配をしている場合、その影響は緩和されます。
メーカー、代理店、弊社、お客様で少しずつ在庫と先行手配をすれば、
各社の負担を減らしながらトラブルの影響も最小限にできるので、
万が一に備えた関係性を構築することも商社の使命だと思います。

3回に渡り納期のお話をさせて頂きました。
記事を書きながらも、弊社が対応できていること、できていないことにも気づき、
今後の改善に向けてのきっかけになりました。

最後までお読みいただいた皆さま、ありがとうございました。

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