電子部品商社って必要なの?(その1)

平素はご愛顧いただき誠にありがとうございます。
株式会社イーピーエースです。

今回は「電子部品商社って必要なの?」というテーマでお送り致します。

自社の首を絞めかねない内容ですが、弊社自身の未来に備えること、
それを皆様と共有することが重要だと思いますので、テーマとして挙げさせて頂きました。

結論を先に申しますと「必要」だと考えます。
但しカタチを変えなければなりません。

覚えている方も多いと思いますが、一昨年、
ある海外半導体メーカーが二次店以降の商社には販売しないという方針を示しました。
感情としては嫌なニュースではありますが、客観的に考えると自然な流れだと思いました。

この海外半導体メーカーの方針はこうです。
・商流を、メーカー ⇒ 正規代理店 ⇒ エンドユーザー とすること。
・上記以外はネット系のメガディストリビューター(正規代理店)経由の販売とすること。

誰もが知っているこのメガディストリビューター、
巨大な資本力を背景に膨大な種類の電子部品を大量にストックし、
海外拠点からでも1週間かからずに届けられる物流システムを構築しています。
そして例えば通常3,000個単位でしか買えないものをバラ売りするという付加価値も提供しています。

インターネットが当たり前となり、
誰もが欲しいものをいつでもどこでも購入できる時代となっています。
電子部品業界も同じ流れとなるのはごく自然なことです。

以前は価格が高い、購入後のサポートをしない、などの制約があったため、
部品が揃わなかったり、緊急で必要になったりした場合への最終手段
という側面が強かったのですが、
現在は正規ルートより低価格なものが増えているだけでなく、
アフターサポートも改善されているように感じます。
購入した製品の製造中止が決まると、自動でアナウンスもされます。

さて、ここで電子部品商社の業務フローを整理してみたいと思います。

・商談と契約
・案件の相談
・部品の選定
・部品やメーカーの動向調査と提案
・価格と納期の見積
・発注と仕入
・在庫管理
・梱包と発送
・受注と納品(売上)
・請求と集金
・各種文書の取り扱い(環境調査や貿易関連書類など)
・不具合調査
・仕様変更フォロー
・生産継続性フォロー

これを「定型業務」「非定型業務」に分けるとこうなります。
(細かい部分まで見るときれいに2つには分けられないと思いますが。)

「定型業務」「非定型業務」
・価格と納期の見積・商談と契約
・発注と仕入・案件の相談
・在庫管理・部品の選定
・梱包と発送・部品やメーカーの動向調査と提案
・受注と納品(売上)・不具合調査
・請求と集金・仕様変更フォロー
・各種文書の取り扱い(環境調査や貿易関連書類など)・生産継続性フォロー

これから必要とされる電子部品商社は、「定型業務」にかかる労力とコストを減らし、
「非定型業務」に当てる経営資源の割合をいかに増やせるか、
そしてそこから世の中に求められる価値をいかに生み出すか、
が鍵になってくると思います。

上述したメガディストリビューターは、
「定型業務」のうちのコンピューターとの相性が良い業務はシステム化を徹底的に行い、
バラ対応やリールカット対応などの人による作業は賃金が安いパートタイマーに任せ、
それらを通して得られた収益や余力で、
今では「非定型業務」まで業務を広げ、付加価値を提供し始めたように思えます。

例の海外半導体メーカーもそのような流れで商流の再構築を行ったのだと思います。

それではこの状況を踏まえて、弊社はどこに向かうべきなのでしょうか?

続きは次回にお話しさせて頂きます。

最後までお読みいただいた皆さま、ありがとうございました。

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